専門学校を卒業したあとはどうする? 新卒での選択肢をご紹介
4年〜6年かけて知識を得たり研究を進めたりする大学と異なり、専門的な技術や知識を凝縮した時間で得ることのできる専門学校。では、専門学校を卒業したあとの進路についてはどういった選択肢があるのでしょうか。そこで今回は、専門学校で学んだ先の選択肢についてご紹介します。
■専門学校を卒業したあとはどうする?
その名の通り、専門的に技術や知識を学べる専門学校。では、専門学校を卒業したあと、新卒での進路において、どういった選択肢があるかはご存知でしょうか。
基本的には、専門学校で得たものを生かせる業界・業種に進路を定める人がほとんどです。主な専門学校のジャンルと進路を見ていきましょう。
◇理容・美容・エステ・ネイル系
理容・美容系の専門学校では、国家試験受験のための勉強と技術を学び、美容師・理容師を卒業後の進路として選ぶ人が大多数です。中には、資格を取得したあとにアイリストなどに活躍の道を切り替える人もいます。
また、ブライダルに特化したヘアメイクを学んだり、メイクに絞った学科を選び、新卒で百貨店のコスメフロアなどで働くビューティーアドバイザー(=BA)として働く人もいます。
他にも、フェイシャルトリートメント・ボディトリートメントなどを学びエステティシャンの道へ、またネイルの技術を学びネイリストの道を選ぶといった選択肢もあります。
◇健康・スポーツ系
健康・スポーツ系の専門学校も学ぶ内容は幅広く、スポーツトレーナーとして働く道を目指す学科もあれば、理学療法学科や柔道整復学科、鍼灸学科といった国家資格の取得を目指して勉強を進められる学科もあります。
また、手技で癒やしを提供するための技術を学び、リラクゼーション業界全般を就職先と見据える人もいます。
◇ホテル・ブライダル系
おもてなしの心やホスピタリティが欠かせないホテルやブライダル系の仕事。国際系とはまた異なり、ブライダル系の専門学校からウエディングプランナーの道へと進む場合もあります。
◇国際系・エアライン系
将来、海外で働くことを視野に入れ国際系の専門学校で学ぶ人も。また、日常的に英語を必要とするエアライン系、外国人と接することの多いホテル業界での新卒入社を目指して専門学校に通う人もいます。
◇公務員系
公務員に特化した専門学校では、進路先として警察官や消防官、地方公務員や国家公務員といったものを目指して学んでいる人が多いです。
◇デザイン系
デザイン系の専門学校からは、イラストや映像、3DCGといった専門的な技術を活かした進路を選択して進む人が多いといえます。
専門学校と一口に言ってもさまざまな種類があり、新卒での就職先の選択肢も幅広くあるといえるでしょう。
■リラクゼーション業界とは
リラクゼーション業とは、快適な日々を送ってもらうために技術によって癒やしを提供する業種のこと。具体的には、日本標準産業分類によって「手技を用いて心身の緊張を弛緩させるための施術を行う事業所」と定義されています。
ただし「医療類似行為を業とするものがその業務を行う事業所は、療術業に分類される」とも定められており、医療類似行為に規定されている「免許制のあん摩マッサージ指圧、はり、灸や非免許制の温熱療法、電機療法など」としっかり区別するため、リラクゼーション業には独自の基準が設けられていることが特徴です。
美容系産業では以前は理容業・美容業の2業種が国の日本標準産業分類に登録されていましたが、エステティック業に続き、2014年4月よりリラクゼーション業が新設され、総務省から認可を受けました。
■実は人気があるリラクゼーション業界
リラクゼーション業界とは、ボディケア等を通じて癒やしや感動、美容効果を与える業界。具体的には、もみほぐしやリフレクソロジー、ボディセラピーやオイルマッサージなどを提供する職種です。
では、リラクゼーション業界へはどういった方が進んでいることが多いのでしょうか。
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◇“おもてなし”業界からの転職
ホテルやエアラインなどといったホスピタリティの欠かせない“おもてなし”業界からの転職も多いことが特徴。お客様それぞれの要望をヒアリングし、それぞれに合った形で接客するといった面ではおもてなし業界とリラクゼーション業界とでは似ている部分があり、その点に魅力を感じ、転職する方も多いのです。
◇スポーツ系、エステティック系の専門学校からの新卒入社
リラクゼーション業界は、スポーツ系やエステティック系の専門学校からの新卒入社も多いです。専門学校で学んだ技術や知識を元にお客様の身体の調子に寄り添って仕事ができるので、経験を活かして働くことが叶うでしょう。